取鍋の修理・メンテナンス

炉から取り出されたマグマ状の液体は、まず「取鍋」と呼ばれる大型の受け皿に流し込まれます。この取鍋は、連日高温の鉄を受け止めるため、内部の耐火材が劣化・損傷しやすく、定期的な修理・補修が必要です。当社では、この取鍋の内張りを新しく整え、表面をきれいな状態に仕上げることで、金属の冷却や移送時の安全性・品質維持を実現しています。作業には熟練した築炉技術が求められます。

タンディッシュの修理・メンテンナンス

タンディッシュとは、取鍋から流された溶鋼を一定量ずつ調整して次の工程に供給するための中間容器です。この工程は製鋼スラグなどの副産物も生み出す重要な部分であり、タンディッシュの劣化は製品の品質にも直結します。私たちは、タンディッシュ内面の補修や耐火材の再施工を行い、正確な温度管理と供給を可能にしています。緻密な築炉作業によって、製鋼工程の安定運転に大きく貢献しています。

その他製鋼に関わるセラミックファイバー施工